41. できる?できない?
発達診療を利用する子どもたちは、状況や場面によって「できたりできなかったり」の差が大きいことがよくあります。たとえば、家では当たり前にできることが外に出るとできなかったり、反対に家では決してやらないけれど外に出ると普通に…
発達診療を利用する子どもたちは、状況や場面によって「できたりできなかったり」の差が大きいことがよくあります。たとえば、家では当たり前にできることが外に出るとできなかったり、反対に家では決してやらないけれど外に出ると普通に…
私は、ときどき「何科ですか?」と聞かれることがあります。シンプルな質問なのですが、これがなかなか答えにくいのです。 私は小児科医として自分のキャリアをスタートさせました。私が持っている唯一の専門医資格は、日本小児科学会の…
オキシトシンに関する報道が相次いでいるなか、子どもたちもそれと無縁ではいられません。先日、あるお母さんから電話がありました。自閉症のお子さんが、オキシトシンに関するニュースをインターネットで見て「鼻から薬を入れると、自閉…
発達診療をしていると、自分が深く考えて来なかったことに気づかされ、考えさせられることがよくあります。その一つは、「人権」です。 私も、人権という言葉については中学校や高校でも教わりましたし、非常に身近で日常的な概念として…
私は外来で薬の処方をすることがあります。発達診療においては薬物療法が根本治療になることはほとんどなく、特定の問題に対する対症療法としての位置づけになります。たとえば、睡眠障がいや自傷行為、多動や注意集中の困難などです。薬…
みなさま、はじめまして。函館市で発達診療に携わっている医師の高橋和俊と申します。 ブログを始めようと思ったきっかけは、この分野にかかわるようになってそれなりに年数も経ち、これまで学んできたことをできるだけ多くの人たちと共…